【お品説明について】 カービングの中央にエイ革を配したロングウォレットです。カジュアルなコーディネートからバイカースタイルまで幅広い服装に合います。エイ革はポリッシュ（鏡面研磨）加工され、本来の硬質的でゴツゴツした粒状のからより貴石の様な光沢感と艶やかな肌触りを楽しめます。色は目を引くブラック、ポリッシュ加工により、より硬質的な艶と光沢を楽しめます。フラップにはアクセントとしてコンチョを付け、ウォレットチェーンも取り付けられる様設計しています。全体的に落ち着いた、大人の雰囲気のカービングウォレットに仕上がっています。TIPSエイ革のさまざまな呼称・スティングレイ（スティングレー）アカエイなど毒棘を持つエイの英語名（“sting”とは針もしくは棘、“ray”はエイ）です。主観ではエイ革製品の多くに名づけられている印象です。・ガルーシャ18世紀フランスで活躍したエイ革職人ジャン・クロード・ガルーシャ（Jean Claude Galuchat）への敬意によりヨーロッパでは呼ばれています。主観では著名なブランドアイテムや細工の凝ったアイテムの呼称に使われている印象です。・シャグリーン英語で粒起皮、鮫皮と言う意味で呼ばれることもあった様です。エイ革の特徴強度のある粒状の肌皮歯と呼ばれるこの肌は人間の骨や歯とリン酸カルシウムでできているため、非常に硬くガラスのような光沢が特徴的です。牛革の耐用年数おおよそ30年に対し、エイ革は丁寧に扱うことで100年もつともいわれています。非常に頑丈かつ水濡れ、熱にも強い素材です。ライターで炙っても燃えないそうです。革製品の中ではなじみの薄い素材ですが、私たち日本人とは実は深いつながりがある素材です。戦国時代の日本ではエイ革を刀の装飾品（鞘、柄）や兜に使用した歴史があります。【カービング】しっかりと凹凸のついた手彫りのカービングになっています。機械彫りによる大量生産品ではなく、職人による一点いってん心をこめて彫り上げています。手の込んだ仕上がりをお楽しみください。【ステッチ】手縫いステッチは見た目の美しさだけでなく強度も十分です。ロウ引き※1されたシニュー糸※2を使用しており、自然に切れることはありません。また、使うほどに締まって強くなっていきます。※1ロウ引きとは糸にロウを引き、耐久性向上、耐水性付与、強度向上を図る技法のことです。ロウ引き糸を使うメリット・毛羽立ちを抑えることで美しい仕上がりへ・毛羽立ちを抑え引き締めることでゆるみを防ぐ・強度を高める、水に強くなる※2シニュー糸とはもともとは動物の腱で作られた糸を指しましたが現在はポリエステル、ナイロン等の化学繊維の糸を一般的には呼びます。化学繊維の糸との差別化は、任意で割いて好みの太さに調整できる点です。レザークラフトでは縫製する箇所によって糸の太さが異なる場合があり、シニュー糸を採用することで複数の種類の糸を準備する手間、コストカットを図ることができます。【編み込み】財布を周回する編み込みは数mもの一本の革ひもです。エイ革部の強調と周囲の牛革部との一体感を重視したブラウン系のカラーリングです。財布の輪郭を引き立たせる職人の手によるハンドメイドならではの手の込んだ仕上がりです。【ジッパー】ジッパー（ファスナー）業界世界一のYKK製です。本体である革同様、丈夫ですので長期間使っていく財布に最適です。【内側（牛革部）】本体側面から内側のレザーは牛ヌメ革です。丈夫で頑丈ながら繊維はきめ細かく美しい表面ですので、使いやすく、かつ革のエイジングを楽しめると思います。カラーリングはブラックのエイ革とのバランスを考慮したブラウン・キャメル系にてオーダーしました。【素材】 エイ革/牛革 ※ファスナーおよび金具はYKK製です【収納】 カード入れ*8 札入れ*2 フリー*1 小銭入れ*1【サイズ】cm 横20*縦10*マチ4.5*コンチョ直径3.5